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設定置き場。擬人化苦手な人は要注意。苦情などお気軽にどうぞ。
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「やぁ変人」
「どうも、冷血お嬢さん」
「まだ死んでないのかい」
「えぇ、残念ながら」
「本当に残念だよ」
「私も貴方が元気そうでガッカリしました」
「そうかい。それは良かった」
「ところで、お父上は?」
「あぁ、君を今にも絞め殺してやりたいような目で睨んでるよ」
「おぉ怖い怖い」
「そういえば、君の廃れた売春婦みたいな蛇は何処にいるのかな?」
「元娼婦の貴方に言われたく無いですね」
「うるさいよ、ダメ人間」
「なんですって、この淫売」
「黙れクズ野朗」
「その口を閉じなさい、この・・・」




***
アレックスVS棺ちゃんの図
言葉が汚くて心からごめんなさい;;
でも意外と似合いますね、米国映画風の言い合い(謎
・・・本当にごめんなさいorz
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アイツと付き合いだしてから何年たつのか。
始めて出合った時は、まだアイツも子供で
俺を冷めた瞳で見上げて、生意気な事ばっか言ってたっけ。
今は俺と同じくらいの背で、生意気で嫌味な所は変わって無いけど、
もう一つ変わっていない所がある。
「弟への愛情」・・・かな。
愛とか恋とか、そんなの馬鹿らしい、なんて言ってるアイツも
自分の弟へ向ける愛情だけは別らしい。
俺様たちと契約する理由だって
「父親から弟を守るため」
なんて理由だった。
他の人間は「権力のため」だとか「憎い人間を殺したいから」とか
本当にくだらなくて、馬鹿みたいな理由ばっかりで。
どうせこのチビも、似たような理由で契約したいんだろうな、なんて思ってたら
「弟を守りたいから」なんて言ったから、
俺達もビックリしたんだよ、本当に。
しかも、10歳ちょっとの子供に耐えられるはず無い
「契約の証」を刻む為の儀式だって、ただじっと歯を食いしばって
涙も流さなけりゃ、悲鳴の一つも上げなかった。
人間じゃないって思ったね。・・・堕天使の俺が言う台詞じゃないけど。
ホントにもう、アイツ―アミエ―は
俺達堕天使なんかより、よっぽど恐ろしくて残酷で、化け物みたいなんだろうけど、
アミエだって、ガブリエに嫌味言われたら悲しそうにするし、
育ててるバラが、キレイに咲いた時は喜ぶし、
弟・ケビンへの愛情なんて、きっと世界一。―俺的には煉獄一だと思う―
契約の証を刻む儀式の時だって、弟を幸せにしてやりたい一心で、
泣き叫びたくなるのを耐えてたんだろうな。
そんなアミエに契約された俺達は、
今日も良い様にこき使われてる。






でも幸せなんだよな、ホント。




by,ルシフェル
*********
ルシフェル視点のアミエの人生について。改。
設定変更にあわせて、口調・一人称をやや変更してみました。
変更前はラキみたいな人でした(

乾いたような、嫌な笑いが部屋に響く。
高価そうな美しい絨毯を引いた床に
仰向けに倒れた男は、
口や鼻孔から血を流していた。
私は男の笑いを止めるために、
右手に握った銃-ジュディスで
男の両足の太股を打ち抜いてやった。
すると男の笑いは止み、今度は
男は陸に打ち上げられた魚のように、
バタバタと床を転げまわり、
甲高くて耳に付く悲鳴を上げた。
両足から流れ出る血が絨毯を汚していた。
絨毯は有り難く頂戴しようと思っていたので、
血で汚れる絨毯を見ながら、少し勿体無く思っていた。
ついでに言うと、私は甲高い声や、
神経を逆なでする乾いた笑いが大嫌いだ。
どうやらこの男を黙らせるためには、
殺すしか無いらしい。
でもこの男にはまだ聞きたい事があるから、
私は銃を男に突きつけたまま、
「彼女を殺した事を、すまないと思っているか」
と問いかけてみた。
男はピタリと動くのを止めると、
声は出さず、ニヤニヤとした卑しい笑いを浮かべ、
狂ったように喚きたてた。
「俺は誰も殺していないあいつが勝手に死んだんだ。
アイツが悪いんだ俺は悪くないアイツがアイツがあの女が」


一言詫びれば殺さないでやろうと思ったのに。
駄目だ、こいつ。


私はジーンズのポケットから、
サファイアで作られた弾丸を取り出した。
小さな窓にそれをかざすと、月の光を反射し、
濃紺の塊の中に、不思議な筋上の輝きが浮かんでいた。
深く高貴で理性的なたたずまい。
この弾丸を、腐れたこの男に使うのは、
サファイアが可哀想な気がしたのだが、
この男を処分するように、私に依頼した女性。
この男のお陰で、父さんの様に光を見出せず、
自ら命を絶ってしまった、依頼者の希望。


『とても淋しい方法で殺してあげて』



私はジュディスに濃紺の弾丸を詰めると、
男の頭へ狙いを定めた。
すると、男はやっと自分が殺される事に気が付いたらしく、、
さっきよりも醜い声を上げ、芋虫のように体をよじり、
どうにかして逃げ出そうとした。
もうすこし、この男の無様な姿を観察したかったけど、
ジュディスからは、冷気が放たれ、
銃を握っている私の手は、刺す様にキリキリと痛んでいた。
もう終わらせなきゃ。


「氷の棺桶で眠ると良い」


私はそう呟くと、引き金を引いた。
瞬間。
銃口からは氷の吹雪が放射され、
男の体も、床も壁も天井も。
私の背後以外は全て氷で包まれた。
これで淋しくて美しい、氷の世界の出来上がり。
チラリと私は男の方へ目を向けると、
男は大きく目を見開いたまま、恐怖の表情を浮かべ
氷付けにされていた。
私は男の氷付けの死体に近づくと、
思い切り男の頭を蹴り上げた。
パリン、とガラスの割れるような、
乾いた音がしたかと思うと、男の頭は
バラバラと崩れ、赤黒い色をした氷の欠片になっていた。
これで、全て終わり。
私は無表情のまま、氷に覆われたドアを
同じように蹴り開けると、
壊れたドアをそのままにして、出て行った。



このささやかな事件を見ていたのは、
窓から覗く満月だけだった。






***呟き***
書いてみました、棺ちゃんジュディス使用の図(
なんか表現がグダグダですがorz
ちょっとした参考にでもなればなぁ、と。
「氷の棺桶で~」は棺だけに、です。
・・・いえあのごめんなs(略
昔の話をしよう。


俺の親は最低な奴だった。
エモノの捕まえ方も教えず、俺達兄弟を家に置いたまま、
何処か遠い所へ逃げて行きやがった。
俺達兄弟は、飢えに耐えながら、
必死になって獲物を狩ろうとしていた。
でも、まだチビクモの俺達に、獲物なんか捕まえられる訳も無い。
石を投げられたり、竜巻で切り刻まれて帰ってくる兄弟もいた。
俺も時々獲物を狩る時もあったけど、
大抵は散々な結末に終わった。
毎日が生き地獄で、俺も兄弟たちも
枯れた木の枝みたいにガリガリに痩せて、
それでもまだ、しぶとく生き抜いていた時、
兄弟の一人が死んだ。
そいつは雷で焼かれて、体中火傷だらけで、
何日も苦しんだ末に遠い所へ逝っちまった。
俺達は悲しいとか、兄弟を殺した奴を憎いとか思わなかった。
感じた事は

―美味そうだ、って事だけだった。

俺達兄弟はソイツを喰った。
そいつの肉はちょうどミディアム・レアって感じで、
この世界のどんな食い物よりも美味かった、と思う。
兄弟はソイツを食い終えた時、
兄弟達は別に気まずそうにもせず、
その次の日から、何も無かったように皆狩りに出かけたりしていた。
狩りに行って、半分死んだような兄弟は、殺して喰った。
どいつも最高に美味かった。
でも骨みたいに痩せたヤツばっかだから、
喰っても喰っても腹は満腹にならなくて、
戦いだけじゃなくて、餓死するヤツも出てきた。
ほとんど骨と皮だけになって死ぬ兄弟を見て、
俺は怖くなったんだ。
死ぬ事の恐怖と空腹への恐怖。
今でもソレは怖くてしょうがなくて、
少しでも腹が減ったら死ぬような気がして、無差別にリヴリーを殺しては喰っている。
それも成長した今だから出来る事なんだけど、
昔の俺はやせっぽちのガキだから狩りも出来ない。
次々死ぬ兄弟は腹の足しにもならねぇ。
で、俺は考えた。
いっそ自分の体を食っちまおう、ってね。

月だけがポッカリ闇色の空に浮かんでいる夜。
俺は家から大分離れた森の中、
俺は家から持ち出してきた、死んだ兄弟の骨を鋭く尖らせて、
まずは八つある目玉を半分、エグり取った。
痛くて痛くて、本当に死んじまうかと思ったけど、

俺は出来損ないの兄弟達とは違う。
俺は簡単に死なねぇ。
俺は生き抜いてやる。
生きるためには何だってやってやるさ。
絶対にな。

そんな風に思うと、痛みはすぐに引いて、
俺は自分の黄色い目玉を喰った。
目玉はヘンな味がして、不味かったけど全部喰った。
目玉をエグった所為か、真っ赤なカーテンが掛かったみたいに、
周りの木や夜空が赤く見えた。
俺は血がダラダラ流れるのも構わず、
次は足を二本、切り落としてやった。
切り口から血が噴出したけど、
そんな事はどうだって良い。
切り落とした足を骨だけ残して喰うと、
血を流しすぎたせいか、頭がクラクラして
俺は地面に大の字に倒れた。
そうなって始めて、傷口はズキズキ傷んで来て、
頭がガンガンうるさく鳴り始めた。
真っ赤に染まった夜空に浮かんだ真っ赤な月は、
俺を見てケタケタ笑っている気がした。
俺は静かに眼を閉じると、
始めて感じる満腹になる事の幸せと
自分の血と目玉と足の味を噛み締めて、
俺はそのまま眠っちまった。




でさ、
その後の事は話さなくても分かるだろ。
ギグと一緒に暮らして
赤毛に半裸のチビ―レヴィア―を友達にしてさ、
・・・っつーか、何時か喰っちまおうと思ってんだけどな!
んで、まぁ、シアワセに暮らしてるって訳さ。
喰って遊んで眠って。
昔のクソみたいな思い出なんざ捨てちまって
今を楽しまなきゃなぁ。




あとさぁ、ずーーっと思ってたんだけど







お前、美味そうだな。









by,イルト
**********
イー君の昔話。
なんかもう意味不明なお話ですがorz
一応こんな感じの過去設定です。
色々と妙な表現多数ですが、見逃してやってくださいませorz
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さぽているの愛時(まなじ)
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