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昔の話をしよう。


俺の親は最低な奴だった。
エモノの捕まえ方も教えず、俺達兄弟を家に置いたまま、
何処か遠い所へ逃げて行きやがった。
俺達兄弟は、飢えに耐えながら、
必死になって獲物を狩ろうとしていた。
でも、まだチビクモの俺達に、獲物なんか捕まえられる訳も無い。
石を投げられたり、竜巻で切り刻まれて帰ってくる兄弟もいた。
俺も時々獲物を狩る時もあったけど、
大抵は散々な結末に終わった。
毎日が生き地獄で、俺も兄弟たちも
枯れた木の枝みたいにガリガリに痩せて、
それでもまだ、しぶとく生き抜いていた時、
兄弟の一人が死んだ。
そいつは雷で焼かれて、体中火傷だらけで、
何日も苦しんだ末に遠い所へ逝っちまった。
俺達は悲しいとか、兄弟を殺した奴を憎いとか思わなかった。
感じた事は

―美味そうだ、って事だけだった。

俺達兄弟はソイツを喰った。
そいつの肉はちょうどミディアム・レアって感じで、
この世界のどんな食い物よりも美味かった、と思う。
兄弟はソイツを食い終えた時、
兄弟達は別に気まずそうにもせず、
その次の日から、何も無かったように皆狩りに出かけたりしていた。
狩りに行って、半分死んだような兄弟は、殺して喰った。
どいつも最高に美味かった。
でも骨みたいに痩せたヤツばっかだから、
喰っても喰っても腹は満腹にならなくて、
戦いだけじゃなくて、餓死するヤツも出てきた。
ほとんど骨と皮だけになって死ぬ兄弟を見て、
俺は怖くなったんだ。
死ぬ事の恐怖と空腹への恐怖。
今でもソレは怖くてしょうがなくて、
少しでも腹が減ったら死ぬような気がして、無差別にリヴリーを殺しては喰っている。
それも成長した今だから出来る事なんだけど、
昔の俺はやせっぽちのガキだから狩りも出来ない。
次々死ぬ兄弟は腹の足しにもならねぇ。
で、俺は考えた。
いっそ自分の体を食っちまおう、ってね。

月だけがポッカリ闇色の空に浮かんでいる夜。
俺は家から大分離れた森の中、
俺は家から持ち出してきた、死んだ兄弟の骨を鋭く尖らせて、
まずは八つある目玉を半分、エグり取った。
痛くて痛くて、本当に死んじまうかと思ったけど、

俺は出来損ないの兄弟達とは違う。
俺は簡単に死なねぇ。
俺は生き抜いてやる。
生きるためには何だってやってやるさ。
絶対にな。

そんな風に思うと、痛みはすぐに引いて、
俺は自分の黄色い目玉を喰った。
目玉はヘンな味がして、不味かったけど全部喰った。
目玉をエグった所為か、真っ赤なカーテンが掛かったみたいに、
周りの木や夜空が赤く見えた。
俺は血がダラダラ流れるのも構わず、
次は足を二本、切り落としてやった。
切り口から血が噴出したけど、
そんな事はどうだって良い。
切り落とした足を骨だけ残して喰うと、
血を流しすぎたせいか、頭がクラクラして
俺は地面に大の字に倒れた。
そうなって始めて、傷口はズキズキ傷んで来て、
頭がガンガンうるさく鳴り始めた。
真っ赤に染まった夜空に浮かんだ真っ赤な月は、
俺を見てケタケタ笑っている気がした。
俺は静かに眼を閉じると、
始めて感じる満腹になる事の幸せと
自分の血と目玉と足の味を噛み締めて、
俺はそのまま眠っちまった。




でさ、
その後の事は話さなくても分かるだろ。
ギグと一緒に暮らして
赤毛に半裸のチビ―レヴィア―を友達にしてさ、
・・・っつーか、何時か喰っちまおうと思ってんだけどな!
んで、まぁ、シアワセに暮らしてるって訳さ。
喰って遊んで眠って。
昔のクソみたいな思い出なんざ捨てちまって
今を楽しまなきゃなぁ。




あとさぁ、ずーーっと思ってたんだけど







お前、美味そうだな。









by,イルト
**********
イー君の昔話。
なんかもう意味不明なお話ですがorz
一応こんな感じの過去設定です。
色々と妙な表現多数ですが、見逃してやってくださいませorz
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